アトピー性皮膚炎と脱ステロイド治療

アトピー性皮膚炎の治療においては現在もステロイド外用が中心で保湿外用剤、プロトピック軟膏の併用と抗アレルギー剤内服が行われております。

患者さんの中にはどうしてもステロイド外用は避けたいもしくは止めたいとの希望をもった方が多く、ステロイドの有用性を説明した上で何とか処方させていただいても、実際には使用されなかったり、直ぐに外用を中断されたりしてコントロールが困難になる方が多く見うけられます。

このような状況下で平成18年4月よりアトピー性皮膚炎に対しても長・中波長紫外線治療が保険対象として認められるようになりました。

当クリニックではすでに乾癬・白斑などの疾患において、多くの患者さんに紫外線治療を行いそのノウハウを持っております。特に近年用いられるようになったナローバンドUVBは海外においてもアトピー性皮膚炎に有効とのデータが出ています。当院では、かなり症状の悪化が見られる人でも外用剤は保湿のみでナローバンドUVBの照射を併用することで軽快する人もおらます。ステロイド外用を避けたいと希望される患者さんやステロイド外用でも効果の得られにくい患者さんには試みるべき治療法と考えます。